親が高齢になり、元気なうちに親孝行したいと思っていませんか?昔から「孝行したい時には親はなし」と言われており、先延ばしにしているとチャンスを失うことが多いです。
私も50歳を越え、親の衰えを感じるようになり、親が元気な間に親孝行したいと思うようになりました。実際に両親を連れて旅行にも行きましたが、なかなか上手くいきませんでした。
ここでは私の失敗談を踏まえ、高齢の両親を連れて親孝行の旅行に行く時の注意点とその対策を説明します。
60代・70代になった親は疲れやすい
下記は60代・70代各500人に対するアンケートで、自分が年を取ったと思う理由を調べています。(出典:PR TIMES)
60代では約50%の人が疲れやすくなったと感じている。
60代が年を取ったと思う理由の第2位が「疲れやすくなった」であり、46.2%の人が症状を感じています。また、第3位には「足腰が弱くなった」が入っており、60代の方がいかに筋力・体力が低下しているかが分かります。
70代は約50%の人が足腰が弱くなったと感じている。
70代では「足腰が弱くなった」が年を取ったと感じる理由の第1位となり、約半数の47.2%の人が症状を感じています。第2位に「疲れやすくなった」が入り46.2%の人が症状を感じています。
60代・70代とも筋力・体力の低下を感じる方が多いです。高齢の両親と旅行する際は、必ず体に負担がかからないプランを考えましょう。
駅近くのホテルを選ぼう
旅行で体力を消耗する理由です。食事やロケーションでホテルを選ぶことも楽しいですが、高齢の両親と旅行する場合は移動による疲労を考え、駅に近いホテルを選ぶと良いでしょう。
例えば、京都旅行では京都駅近くのホテルがおススメです。京都のホテルは大きく分けて、京都駅周辺と河原町・烏丸周辺に分けられます。
京都の観光地は京都市内に散らばっているため、その中心となる京都駅周辺のホテルに宿泊すると、移動に無駄がなく移動の疲れが軽減できます。
【失敗談】70代両親との有馬温泉への旅行
私の失敗です。70代の両親を連れて有馬温泉へ旅行をしました。私の父は若い時の交通事故で脚が不自由です。年齢は78歳となり、杖が無いと歩けない状態になりました。
有馬温泉へ到着し、温泉街の散歩に誘いましたが「俺は行かない」と断られてしまいました。せっかく来たし思い出になるから行こうと誘うが首を縦に振らず。詳しく聞くと、坂道が多く脚が痛くてツライとのこと。
有馬温泉は坂道が多く、脚の悪い父には負担が多い観光地だったのです。結局、母親だけを連れて温泉街を散歩しましたが、父には悪いことをしたなと反省をしています。
この経験から、高齢の親を連れて旅行に行くときは、たとえ元気な親であっても加齢による身体の変化は必ずあるため、観光コースを親に合わせて配慮することが大切です。